親知らずのトラブルは顎の大きさと関係性があります。現代人の顎の骨は昔と比べ小さくなってきていますが、歯の大きさはあまり変わっていません。そのため、さまざまなトラブルが発生します。
口腔内の空間不足
親知らずが生える際、他の歯が詰まってしまうことがあります。これによって、親知らずが正常な位置に生えずに斜めに生えたり横向きに生えたりすることがあります。
歯周病のリスク
他の歯の手前に位置するため口腔内の清掃が難しくなります。その結果、細菌や食物のかすがたまりやすくなり歯周病のリスクが高まる場合があります。
痛みや腫れ
親知らずが正常な位置に生えず歯茎に圧力をかけることがあるため、痛みや腫れが生じることがあります。また、周囲の組織に炎症が起こることもあります。
周囲の歯に影響を与える
親知らずが周囲の歯に圧力をかけることで、他の歯の歯列や噛み合わせに問題を引き起こすことがあります。
顎関節症の原因になることがある
親知らずによってかみ合わせが悪くなると咀嚼時に左右の顎がバランス良く使われないため片方の顎に負担がかかり、顎関節症を引き起してしまうことがあります。